Topic1. 曇

第1回目から難しい天気図を挿入してしまい申し訳ありません。後の回でまたゆっくり解説してゆきますね。

今回抑えていただきたいポイントは一つだけです。T(外気温度)ーTd(露点温度)が3℃以下になると雲ができやすい状況と言うことです。その条件のエリアを湿域と言います。

空気には含む事ができる水分量が決まっています。それを飽和水蒸気量(露点温度が水蒸気が飽和する限界温度として現れる)と言います。その量を超えると水蒸気分が水という形で現れ(飽和状態)、上空では雲と言う形になるのです。

明け方は外気温度が低く朝霧が出ますが、日が登り消散するのは、外気温度が上がり、露点温度は急に変わらないので、その差が3℃以上になるのです。そして空気が溜め込める飽和水蒸気量が大きくなり、キリ(水分)が晴れる(水蒸気になり目に見えなくなる)のです。

外気温度が低くなると雲になる。つまり上昇すると雲になります。その上昇具合を表す天気図が上記3種になりますが、それはまた別の機会に。

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