Topic 11. 彩雲

さて今回は虹とよく似た現象だけど、違う大気現象の一つ彩雲を深掘りしました。

虹は前回説明しましたが、虹と反対、つまり太陽側に見えるのが環水平アークと呼ばれるものです。真っ直ぐであったり、少しお椀のように歪んでいたり(虹と反対の歪み)もします。一律の光のラインが虹と同じなのでよく間違われます。

そしてブロッケン現象。太陽の位置と自分の位置がポイント。そして何より下層にある雲が絨毯のような層雲であることも重要な要素になります。虹って本来円なんだと感じる瞬間です。地上では下半分が地面なんですよね。

山登りで見るのは大変でかつ崖の先端など危険も伴います。飛行機の旅なら、旅のおまけのような感じで良いかもしれません。太陽と反対側なので、北に行くのか南に行くのか、午前中なのか午後なのかで見れる座席が反対になりますので、ご自身のフライトに合わせて座席をご予約ください。また翼の上の座席は見えないので注意してくださいね。太陽が南中している時間帯は、飛行機の下にブロッケン現象が現れているので、客室からは見えませんが、旋回時は機体が傾き、下方が見える時もあるので、チャンスを伺ってください。

そして彩雲は雲の濃度や形状で様々な色合いの変化を楽しめます。虹と違って雲の形成、蒸発の過程で、刻一刻と変化してゆく色味が魅力的です。あとサングラスはあったほうがいいと思います。目の保護のみでなく、サングラスをしていないと彩雲の色合いを見逃してしまいます。ドライブしながらたまに太陽方向を見てください。直視はダメですよ。彩雲が見えるかもしれません。そして腕を伸ばして拳で10度を確認してくださいね。

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