Topic 2. 摩訶不思議NFTの世界

摩訶不思議NFTの世界!

前回はNFTとは何か?についてお話ししてきました。その世界が分かりにくい物になっている理由は、生活に関連付けられる身近なものが全くないからだと思います。理解しようにも身近にない技術に関連サービス、そして専門用語ばかりなので、とっつきにくいと感じられるのも無理はない事です。

まずはNFT関連の出来事を少しお話しします。最近になり注目を集める出来事が発生しましたが、そんなに長い歴史があるわけではありません。

聡明期と言われる2012年Bitcoinの固有性を証明するColored Coinsが公開されました。この時、数百円だったのが、今や550万円です。この時に購入した人々は、現在いわゆる「億り人」と言われ皆さん億万長者になられています。

成長期と言われる2017年イーサリアムの規格「ERC721」が公開されNFTを発行出来るようになりました。この年はNFTゲーム、ドット絵で有名なクリプトアートが公開されました。

普及期と言われる2021年Beeple氏のアート作品「Everydays:The Fist 5000 Days」が約75億円で落札され、一気にNFTに注目が集まりました。その後ジャック・ドーシー氏の最初のツイートが約3億円で落札されニュースになりました。

世界的流れでは現在も普及期となりますが、日本においては未だ聡明期かも知れません。

NFTを投資目的でお金を稼ぐことも出来ますし、自分の作品をNFT化する事で収益を得る事が出来るようになりました。

高額なNFT取引にはどうゆうものがあるのか見ていきましょう。例えば、ゲーム内の土地に1億5千万円、NBAのトレーディングカードに2000万円、柴犬の写真データに4億円などがあります。全てデジタルデータで現物はありません。えっ、どう言うこと?となりますよね。

仮想空間の世界でのナイキのスニーカー600足が3億円、ドルチェ&ガッバーナのファッション9点が6億円などを始め、ゲームのアイテムなどがあります。仮想空間で、現実では物は無いのに何故ー?と感じてしまいますが、現実に起こっています。

将来的には、仮想空間で土地を売買する人がいて、家を建てる人がいて、そこに私のNFT写真作品が飾られる(笑)。笑い話のようで、本当に来るかも知れません。コロナで一気に発達した気もしますが、仮想空間で美術品を見学したり、旅をしているように観光地を巡ったり出来るのは、ニュースでも目にされた方も多いかも知れません。その未来に仮想空間でのもう一つの現実の世界がやってきます。仮想空間での仕事の収益(土地や日用品の売買など)で現実世界の生活費を賄う人も出てくるかも知れません。

しかし仮想空間で楽しめるスニカーを売っているの見たことありますか?デパートや家電量販店に行けばいいのでしょうか?お金を支払うのは、日本円でいいのですか?やはり強いアメリカドルですか?いやPayPayやクレジットが便利なのでしょうか?

冒頭でお話ししましたが、全てが目に見えない場所、つまりネット上で行われているのです。だからよく分からない事になるのです。

売っている場所は、マーケットプレースと呼ばれるネット上の販売所です。使われる通貨は、全て仮想通貨です。全てがネット上で行われるが故に新しい詐欺が発生しているのです。そして世界共通のルールで動いているのです。そこに日本政府の介入や日銀の関与はありません。だから、自由!しかし責任が求められます。詐欺に遭ってもネット上に警察はいません。知らなかったでは済まされない時代がそこまできているのです。

次回からいよいよ本題です。どのように仮想通貨を作るのかやマーケットプレースでの買い物などに話を広げていきます。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

テキストのコピーはできません。