Topic7. 積乱雲とFXJP

今回は夏の時期なので、FXJPを取り上げ、積乱雲に関して深掘りしました。

温位とは空気塊を乾燥断熱的に1000hPa の高度に移動させたときの温度のことです。何を言ってるのか分かりませんよね?

大気はさまざまな要因で上昇、降下を繰り返し温度が変化し、降水現象をもたらします。状態が変化する度に、持っているエネルギー量も絶えず変化するので、その空気の塊が、周囲と比べどうなのか?を判断することが出来ません。そこで計算上あえて同じ高度にある空気の塊を、地上に持ってきて、その空気の塊のエネルギーを比較することで、周りと比べて、どうなのかを示したものが温位値なのです。

スーパーで並んでいるリンゴを買う時、並んだ状態の見たままでは大きさが分からないので、手にとって同じ距離に持ってきて、大きさを比べますよね?

同じ事を、大気のエネルギー状態を示す為に、行って示したものがFXJP854です。

よって数値の大きな場所の大気がエネルギーを持っているので、大きな積乱雲に発展する可能性が高いのです。

また前線付近は大気が入り混じるので、線の間隔が密集(状態が急変)しています。その密集している状態の動きを見ることで、前線の動きが予想できます。

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